はじめまして、今年の4月から正法寺でお世話になっている谷と申します。
これからよろしくお願い致します。
4月28日(金) 『ハスワーク[蓮の花作り]~ゆっくり自分と向き合う時間~』を行いました。
毎月28日は親鸞聖人の御命日、その日を縁にお寺に人が集まる光景は、
現代において、とても貴重な事だと感じます。
本堂にいる全員での、お念仏と正信偈のお勤めから月一報恩講は始まります。
お勤め後、住職が『仏教ゆかりの植物図鑑』の紹介と仏典における蓮華の解説、ハスとスイレンの違いクイズ、
蓮作りの際の色選びの参考にと、赤白青黄色と仏教の関係性について話しました。
いよいよ蓮の花作りがスタートすると、経験者も初心者も熱心に作業されていました。
私も参加者の席にお邪魔させてもらい、真似をしながらはじめての蓮の花作りに挑戦。
のり付けする作業は時間泥棒、こだわればこだわるほど沼にはまりそうです。
なんとか完成した頃、皆様の作品も御本尊の前に集まってきていました。
坊守からの「一つひとつどれも味があって、どの花にも良さがあり綺麗」という評価は、
制作過程で御門徒が発した「(良い悪い等を)比べる必要はこの場にない!」との言葉と合わさり、
今回の表題にある『ゆっくり自分と向き合う時間』という言葉に繋がると、私は思いました。
向き合っていた蓮の花こそ、自分そのものなのではないか、ということです。
思い通りにいかなかったり、他の人の方がよく見えたり、
自信が持てず否定されてもいないのに言い訳が出てしまったり。
浄土真宗ではお馴染みの『仏説阿弥陀経』、ご存知の方も多いと思われるこちらの言葉、
【青色青光・黄色黄光・赤色赤光・白色白光】(住職が解説していた色と同じですね)
極楽浄土の蓮の花、それぞれが堂々とそのままの姿で咲き誇っている様を表現している所だと、
私は受け取っております。
『そのままでいい』っと、まるごと引き受けてくれる存在や場所があることをハスワークで感じ取れたなら、
自分自身もまた『そのままでいい』っと、同じように思われている(念われている)ことが見えてくる、
あるいは感じられるのではないでしょうか。
次回の月一報恩講『行いがわたしを導く時間』は、
5月28日(日)
『カンタン腕輪念珠作り~手作りの念珠ってステキ!~』
の予定です、皆様のご参加をお待ちしております。
文責:谷

12月の月一報恩講「行いがわたしを導く時間」では、正法寺報恩講(帰敬式)を行いました。
今年から報恩講の初日には帰敬式を行うようになりました。
帰敬式とは、お釈迦様の弟子(仏弟子)として生きていくことを誓う儀式です。
帰敬式では、法名をいただきます。
法名とは、生きている間に三宝に帰依し、仏弟子として生きていくことを誓い授かる名のことです。
今回は16名の参加がありました。
住職から各参加者に「おかみそり(剃刀)」があり、
代表者による「誓いの辞」が朗読されました。
法名をいただくとはどういうことなのか住職から御法話がありました。
私も本山から法名をいただいておりますが、なかなかわからないところもありますので、
今回ご参加なさった方やもうお持ちの方と一緒に聞法の道を歩んでいきたいと思います。
文責:木村

今回の月一報恩講は、「東本願寺の報恩講をみんなで観よう」
ということで、本山の報恩講を御門徒のみなさんと一緒に学びました。
最初に住職の方から、正信偈のお勤めの仕方を学びました。
次に木村が本山の報恩講の流れを説明いたしました。
本山・東本願寺の報恩講は一週間で行います。
親鸞聖人の御命日11月28日を最終日として前7日で行います。
普段のお勤めではされない。正信偈の読み方や御伝鈔や坂東曲など報恩講でしか読まれないものを
映像を見ながら学習出来たと思います。
正法寺では、12月5日~8日まで毎年報恩講をしています。
正法寺でも御俗姓や三淘念仏をしていますので、ぜひ参詣ください!
文責:木村

今回は、花をいけてみよう お荘厳を知る②〜お花を生けるちょっとしたコツ〜
ということで、皆さんで仏花を生けました。
前半は住職から説明があり
大谷派の仏花の生け方は池坊の立華を参考にしており
基本的な生け方をレクチャーしました。
休憩を挟んで後半は、こちらでご用意したお花をご自宅の花瓶に生ける体験をいたしました。
皆さん集中して黙々と作業していたと思います。
造花ではなくて季節のお花をお内仏にいけてみませんか。
文責:木村

今回は、正信偈書写本の製本作業を主に行いました。
いわゆる和装本の製本をみなさんにして貰いました。
ご自宅の紐の切れた勤行本の修復も出来ますのでこの機会に覚えてみてはいかがでしょうか?
この緑色の正信偈は2023年の慶讃法要に向けた書写本です。気になる方はお寺にご連絡ください。
後半は、洗心会会長の 堀出 美智子 様に
「絵ものがたり 正信偈 2
ーインドから中国へ ひかりを伝えたお坊さまー」
という絵本を朗読していただきました。
龍樹菩薩・天親菩薩・曇鸞大師のお三方の説明でしたが、
非常に分かりやすかったと思います。
文責:木村

