「人間は煩悩をもつ身ではなく 煩悩でできている身」 【法語行灯(ほうごあんどん) 京都 東本願寺】
こんにちは、正法寺法務員の谷です。
9月28日(土)『釈尊絵伝すごろく 煩悩 ~釈尊の生涯を知ろう!~』を行いました。
【ナムアミダブツ】というお念仏と正信偈のお勤めから月一報恩講は始まります。
そして書写タイム。テキストはこちら → 『書いて学ぶ 親鸞のことば 正信偈』 )
まだまだ暑さを感じる本堂で、心静かに親鸞聖人の言葉と向き合いました。
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さて今回は『釈尊絵伝すごろく 煩悩』というボードゲームを遊びました♪
このゲームは前半で様々な煩悩を抱え、後半では煩悩を徐々に捨てていき、ゴールまでに煩悩をなくし、
涅槃に至ることを目的としています。(煩悩カードというカードがマスの効果などによって増減します)
またスタートからゴールまでの道のりで、釈尊の一生を学ぶことができる内容となっており、
「経典に記される釈尊の生涯を多くの方々に知ってもらいたい」という思いをもとに製作されています。
ゲームの決着も、早く上がった人が1位という本来のすごろくとは違い、
手持ちの「煩悩カード」の枚数で順位が決まっていくという一風変わったルールとなっています。
煩悩(カード)を捨てていくのが特徴のこのすごろく、果たしてその結末は・・・
今月のお香 『ラベンダー&イランイラン』 煙の少ない線香
参加者の感想:やさしくてさわやかな香りでした・甘い香りで好きなお香でした
今月のお茶 『アイス!!青ウーロン茶』 ホットと違うかな?
参加者の感想:さっぱりしておいしかった・少し苦みがありましたがいつものお茶と違っておいしく感じました
今回は4チームに分けて挑戦し、見事1チームが煩悩カード0枚の涅槃に至る結果に。
印象的だったのは、煩悩カードを捨てる際に、どの煩悩を捨てるか吟味されている皆様の姿でした。
(108枚の煩悩カードには108種類に分類された煩悩と分かりやすい解説がそれぞれ添えられています)
実はこのゲーム、煩悩カードが残った場合は引き継いで改めてスタートからゲームを行うことが推奨されています。
しかし、私たちはお念仏の教えをいただく身、煩悩をかかえたまま阿弥陀仏の本願に救われる道でございます。
残った煩悩カードの枚数にかかわらず、全てのチームに救いがあることを改めてしみじみ感じました。
煩悩について、それをなくしていくことの難しさ、釈尊の歩みや伝説、お念仏のありがたさなどなど、
ボードゲームを楽しみながら、皆様色々と感じることがあったのではないでしょうか。
次回の月一報恩講「行いがわたしを導く時間」は、
10月28日(月)
『お線香を作ろう ~自分だけのオリジナル線香作り!~』
の予定です、皆様のご参加お待ちしております。
文責:谷