暑さ寒さも彼岸まで、諸行無常を実感する季節の変わり目。
こんにちは、正法寺法務員の谷です。
9月28日(木)『DODARO(どーだろー)?カード~アート作品から知ろう!~』を行いました。
【ナムアミダブツ】というお念仏と正信偈のお勤めから月一報恩講は始まります。
お勤め後は書写の時間です。テキストはこちら → 『書いて学ぶ 親鸞のことば 正信偈』
さて、今回行ったのはトークカード『DODARO?(どーだろー?)』
このカードは勝ち負けを決めるゲームではなく、コミュニケーションツールです。
1 カードを引き、問いについて考える
2 順番に自分の考えや思ったことを発表する
他者の考えや思いは尊重して聞く
3 QRコードを読み、その場にいない方の考えと僧侶の法話を味わう
という流れで行います。
様々な問いがカードに書かれており、難しい問いから些細な問いまで幅広く、
「よく会う方なのに、そんな事を考えていたとは知らなかった」と坊守が語る通り、
普段の会話とは違ったコミュニケーションが図れます。
また、問いに沿った法語や法話を味わったあとに、改めて話し合えるのも魅力です。
最後に住職は、本願寺第八代の蓮如上人が座談会を勧めておられることを紹介しました。
【 四五人の衆、寄り合い談合(だんごう)せよ。必ず、五人は五人ながら、
意巧(いぎょう)にきくものなり。能く能く談合すべき 】 蓮如上人御一代記聞書 第120条
( 法話の後には、四五人の者が寄り集まって、聞いた内容について話し合いをせよ。
必ずといっていいほど、五人いれば五人ながら、銘々自分に都合のよいように
聞くものである。それゆえ、十分に語り合って確かめなければならない )
< 『現代の聖典 蓮如上人御一代記聞書』 法蔵館 より引用 >
上記したところもそのひとつです。住職はまとめとして、
法話や勉強会で教えをいただき、そこから自分の受けとめを語り、確かめ合う座談会と、
身近な問いについて自由に語り合った後、問いに沿った教えを味わう今回のような座談会は、
仕組みが対照的になっていることを伝え、その取り組みやすさからも、
三条別院が発行しているこのカードをオススメしました。
実際に体験した皆様からも、良いリアクションをいただけたと感じております。
是非、ご自宅でもあそんでみてはいかがでしょうか、もとい、DODARO?
次回の月一報恩講「行いがわたしを導く時間」は
10月28日(土)
『お線香を作ろう~自分だけのオリジナル線香作り!~』
の予定です、皆様のご参加お待ちしております。
文責:谷