『死』と真剣に向き合ってみたら、 "今、ある" こと全てが、尊くて儚くて、愛しいと思った日。
こんにちは、正法寺法務員の谷です。
6月28日(金)『死の体験旅行 ~自ら命を終えていく過程を疑似体験しよう~』を行いました。
【ナムアミダブツ】というお念仏と正信偈のお勤めから月一報恩講は始まります。
( 書写はお休み。テキストはこちら → 『書いて学ぶ 親鸞のことば 正信偈』 )
『死の体験旅行』の講師として、大村市にある浄土宗長安寺にお勤めの吉田武士さんにお越しいただきました。
十回念仏を称(とな)えることを「十念」と言うこと、全員で十念する「同称十念」のやり方、
そして念仏で大事なことは「口に出すことです」と、まず教えてくださいました。
「同称十念」と「正信偈」、法然上人と親鸞聖人がふと浮かび、個人的に感慨深かったです。
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『死の体験旅行』はターミナルケア(終末期医療)に関わる看護師向けに海外で行われていました。
死を間近にした患者と向き合う仕事をしているスタッフが、自らの死を疑似体験することで、
患者の気持ちを感じること、丁寧に寄り添うことを狙いとしたワークショップといえます。
10年ほど前から日本でも行われ始め、自分の命や死について真剣に考える内容であることから、
一般向けにも行われるようになり、「終活」の一つとして参加される方も増えているそうです。
内容について触れることは控えますが、参加者の多くが貴重な体験が出来たとの感想をいただきました。
まだ参加したことがない方は、機会があれば是非参加してみてください。
今月のお香 『咖喱坊主(カレーぼうず)』 タニ沈香らしい辛さと苦さ
参加者の感想:カレーの香り♡・カレーが食べたくなりました♪...など。
今月のお茶 『香る紅茶』 嬉野 副島園
参加者の感想:うれしの紅茶おいしかった・飲みやすい味でした...など。
見える、香りがする、味がする、聞こえる、感じる、五感を刺激するお寺時間。
次回の月一報恩講「行いがわたしを導く時間」は、
7月28日(日)
『仏具を磨こう ~お家の仏具、光ってますか?~』
の予定です、皆様のご参加お待ちしております。
※エプロン・軍手があるとありがたいです。
文責:谷