真宗大谷派 専念山 正法寺

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寺だより

2024/5月 月一報恩講「行いがわたしを導く時間」行いがわたしを導く時間2024年06月01日

気温の上がり下がりと気分の上がり下がり、よくもわるくも常(つね)ならず。


こんにちは、正法寺法務員の谷です。


5月28日(火)『カンタン腕輪念珠作り~手作りの念珠ってステキ!~』を行いました。


【ナムアミダブツ】というお念仏と正信偈のお勤めから月一報恩講は始まります。


そして書写タイム。テキストはこちら → 『書いて学ぶ 親鸞のことば 正信偈』


☆ 書写の良いトコロ! ☆(あらためて)


1.手書きで文字を書くことが脳の活性化に影響するという研究結果が多い! 


2.お寺という環境も合わさって、静かに心おちつける時間ができる! 


3.お勤めで読んでいる正信偈の内容も、テキストを通して学べる!  


自分の思いや抱えているものをちょっとの間手放して、目の前のことだけに集中してみる。


生活の中で凝り固まっているものをゆるめたり、ほぐしたりできる時間になればと思います。



ここで宣伝です。


 東本願寺発行『月刊 同朋』(2024 5月号 「声」特集)に、山﨑広子さんと坊守の対談が掲載されています。 


 さらに、坊守のラジオ『BMナム子のお寺のキッチン』の配信がはじまりました!(お問い合わせはお寺へ)



書写のあと、法務員から念珠についての説明があり、


念珠を分かりやすくお念仏するときに身につけると覚えてくださいと伝え、


真宗本廟(東本願寺)にある親鸞聖人の御真影(ごしんねい)にかかる念珠は多くの職人の苦労があることから、


機会があればその事も覚えておいて、是非、見ていただきたいとまとめました。


月一報恩講がはじまってから腕輪念珠作りも回数を重ねてきています。


デザインの見本を用意したり、あらかじめ珠を選んであるキットを用意するようになったり。


もちろん、じっくり選んで自分好みの念珠を作っていただくことも可能です。


自分用に、プレゼント用に、そこからお念仏の輪が広がることを願っています。



今月のお香 『沈一味(じんいちみ)』 深みのある幽玄な甘味 


 参加者の感想:すーと身体の中に入っていく様な気がします、とてもさわやかです・心がやすらぎます...など。


今月のお茶 『いちじくとお花の福岡ブレンド』 フルーティな甘味 


 参加者の感想:甘ぁ~い香りのとても美味しいお茶でした・甘みがありとても美味しくいただきました...など。


紹介されているお茶は購入も出来るようです。受け取り忘れのないようによろしくお願いします。



次回の月一報恩講「行いがわたしを導く時間」は、


6月28日(金)


NEW!『死の体験旅行 ~自ら命を終えていく過程を疑似体験しよう~』


の予定です、皆様のご参加お待ちしております。


文責:谷


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2024/4月 月一報恩講「行いがわたしを導く時間」行いがわたしを導く時間2024年05月01日

お念仏の声が染み込んだ本堂で、黙々とハスに向き合う穏やかな午後。


こんにちは、正法寺法務員の谷です。


4月28日(日)『ハスワーク[蓮の花作り]~ゆっくり自分と向き合う時間~』を行いました。


【ナムアミダブツ】というお念仏と正信偈のお勤めから月一報恩講は始まります。


( 書写はお休み。テキストはこちら → 『書いて学ぶ 親鸞のことば 正信偈』 )


 東本願寺発行『月刊 同朋』(2024 5月号 「声」特集)に、山﨑広子さんと坊守の対談が掲載されました。 


多くの情報が含まれている声の働きについてや、響きというところからお念仏やお勤めにも触れられています。


正法寺でも購入出来ますので、希望される方はお知らせください。



 「・・・、汚れた泥の中から花を咲かせるので、煩悩の中にありながら正覚(覚り)を得るという


  大乗仏教の教えを象徴する植物です。・・・」 『仏教ゆかりの植物図鑑』 [蓮華]より引用


住職は仏教における蓮華(スイレンとハスの両方に用いられる漢訳名)についての話をした後、


今回のお香は「ありのままの光を放つ浄土の蓮の様子」をテーマにして制作したことを伝えました。


そして作業開始、夏の暑さを思わせる日ではありましたが、皆様集中してハスワークに取り組みます。


皆様の作品が続々と本尊の前に集まると、昨年同様やはり見応えがあります。


ついつい比較してしまうのが私の思い、まるごと尊いと見てくださるのが仏の念(おも)い。


出来上がった唯一無二のハスが、そのまま自分自身のことだと教えてくれているのではないでしょうか。



今月のお香 『一切衆生(いっさいしゅじょう)』 和の白檀と西洋の乳香をブレンド!! 


 参加者の感想:風にのって、甘い香りがしてきました・とても好き、おちつきます...など。


今月のお茶 『和製 青ウーロン茶』 希少なウーロン茶品種を " 微発酵 " 


 参加者の感想:普段ペットボトルで飲んでいるウーロン茶とはまた違ってやわらかい味だと思いました...など。


住職の手作りお香はお持ち帰りもあります! ご家庭でも月一報恩講で共有した時間を感じてみてください。



次回の月一報恩講「行いがわたしを導く時間」は、


5月28日(火)


『カンタン腕輪念珠作り ~手作りの念珠ってステキ!~』


の予定です、皆様のご参加お待ちしております。


※作品を寄付してくださる方は参加費不要です。


文責:谷


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2024/3月 月一報恩講「行いがわたしを導く時間」行いがわたしを導く時間2024年04月01日

春驟雨(はるしゅうう) ぬれて参ろう 本堂へ 響く念仏 聖人のうた。


こんにちは、正法寺法務員の谷です。


今年も親鸞聖人のご命日のつどい、月一報恩講「行いがわたしを導く時間」がスタートしました。


☆ 今年はココが違う!! ☆


1.死の体験旅行(6月)、 釈尊絵伝すごろく 煩悩(9月) 


2.毎月違う お香(お線香) と お茶 のご紹介! 


3.ハスワーク、腕輪念珠作りなどの月は、作品を寄付していただける方の参加費不要! 


また、書写の時間も昨年のテキストを使って引き続き行っております。


 書写のテキストはこちら → 『書いて学ぶ 親鸞のことば 正信偈』



3月28日(木)『赤本の世界 ~知っている人も、これからの人も~を行いました。


浄土真宗の経本や聖教の表紙は、そのほとんどが赤い色をしています。


『真宗大谷派 勤行集(通称 赤本)』もその一つ、理由をご存知でしょうか?


それは何故かというと...と言った話から、基本的なお勤めの作法や心得について住職が解説。


正信偈(草四句目下)と同朋奉讃(念仏・和讃・回向)の読み方を確認。


雨の中、皆様の【ナムアミダブツ】というお念仏と正信偈のお勤めが響いておりました



今月のお香 『白檀一味(びゃくだんいちみ)』 白檀の香りを楽しもう!! 


 参加者の感想:とても好きな香りでした・親しんでいる香りで落ち着きます...など。


今月のお茶 『玉露(ぎょくろ)』 不発酵・緑茶 星野産(うま味成分煎茶の4倍!!) 


 参加者の感想:味わって飲むお茶は久しぶりでした・最高!!深いあじわいを口の中いっぱいになりました...など。


住職・坊守、自信を持ってご紹介しておりますので、是非体験してみてください。



次回の月一報恩講「行いがわたしを導く時間」は、


4月28日(日)


『ハスワーク [蓮の花作り] ~ゆっくり自分と向き合う時間~』


の予定です、皆様のご参加お待ちしております。


※作品を寄付してくださる方は参加費不要です。


文責:谷


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2023/11月 月一報恩講「行いがわたしを導く時間」行いがわたしを導く時間2023年12月10日

11月28日は親鸞聖人の御命日、あっという間に御正忌の時期となりました。


こんにちは、正法寺法務員の谷です。


11月28日(火)『花をいけてみよう お荘厳を知る②~お花を生けるちょっとしたコツ~』を行いました。


【ナムアミダブツ】というお念仏と正信偈のお勤めから月一報恩講は始まります。


(書写はお休み。テキストはこちら → 『書いて学ぶ 親鸞のことば 正信偈』



今回は『お花(仏花)の生け方』について、住職が解説しました。


真宗大谷派(東本願寺)の仏花は、『池坊(いけのぼう)』の流れをくんでいます。


大自然を表現する立花式の挿し方が基本様式。


景色の中心や高低差のある山々、海へと流れる川などを役枝と花材で表現します。


しかし、仏花の大きさはお内仏の大きさによって決まってくるもの。


お内仏の花瓶に合わせ、草ものだけを生けても良いです。


また原則として洋花や造花は用いないとされていますが、気にしすぎることはないでしょう。



住職の指導で『直真立花(すぐしんりっか)』と呼ばれる立て方を実際に体験。


同じ花材を使い、同じように生けていても、出来上がりに違いがある所に奥深さを感じます。


そして、一つとて同じ花はないことを改めて思い知らされた所で、時間となりました。


一回では分からなくても、継続することであきらかになることがある。


坊守が繰り返し行うことの大切さを伝え、来年の月一報恩講への参加を呼びかけて終わりました。


文責:谷


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2023/10月 月一報恩講「行いがわたしを導く時間」行いがわたしを導く時間2023年10月30日

無意識に使っていたもの、意識してみた秋晴れの日。


こんにちは、正法寺法務員の谷です。


10月28日(土)『お線香を作ろう~自分だけのオリジナル線香作り!~』を行いました。


【ナムアミダブツ】というお念仏と正信偈のお勤めから月一報恩講は始まります。


(書写はお休み。テキストはこちら → 『書いて学ぶ 親鸞のことば 正信偈』



今回はお線香作り、まずは住職がお香の起源、日本での歴史などについて話しました。


日本において「薫りの文化」は特別なもの、貴重なものとして発展していきます。


戦国の世になると貴重な香木は権力の象徴、天下人の証としても扱われたようです。


 印象的だったのは、日本でお線香(棒状のお香)が登場する江戸時代、 


 製法が伝わった場所として、長崎が登場する説がいくつかあることでした。 


 仏事で大変お世話になっているお線香、発祥の地だとは驚きです!(諸説あり) 



続いて、代表的な香木を紹介。


沈香(ぢんこう)伽羅(きゃら)については実物を用意して香りを体験。


この二つは、木そのものではなく樹脂が変質することで出来る特殊なもので、


なかでも伽羅は現在でもメカニズムが解明されていない最高峰の香木。


「人工の沈香はあるが、人工の伽羅はない」との言葉と共に、香りの違いを味わいました。



いよいよ、オリジナル線香作りがスタート。


用意された様々な香原料を計量し、丁寧に混ぜ合わせていきます。


用意した香原料の組み合わせはこちら ↓


 1・白檀ベース(6種類+のり材) 


 2・沈香ベース(9種類+のり材) 


 3・フリースタイル(1・2の香原料+その他香原料からお好み) 


水を加え練り上げていき、手や道具を使って棒状や三角コーン型に整えます。


湿度にもよりますが、一日ほど乾燥させて出来上がり。


どのお香も普段使っているものとは一味違う逸品になったのではないでしょうか。


インドのお香の習慣が仏教に取り入れられてから、お香は仏事には欠かせないものの一つです。


お内仏などで出来上がった唯一無二のお香を焚き、是非お参りしてみてください。



次回の月一報恩講「行いがわたしを導く時間」は、


11月28日(火)


『花をいけてみよう お荘厳を知る②~お花をいけるちょっとしたコツ~』


の予定です、皆様のご参加お待ちしております。


※花鋏(花切りハサミ)がある方はお持ち下さい。


文責:谷


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