今日の正法寺キッズでは「蜘蛛の糸」の紙芝居を読みました。
「蜘蛛の糸」は芥川龍之介の児童向け短編作品です。
読む前は絵や話が暗いのでちゃんと聴いてくれるか心配でしたが、
想像以上に静かに聴いてくれ、積極的に感想も出ました。
「はなせはなせって(蜘蛛の糸に集る人に)言ったのがいかんやったぁ」など。
人間の心模様を絵のように描いた秀作なのだと改めて気付かされました。
また今回は、4月17日(金)のライブでタテタカコさんと共に歌う
「ともにあそんだきみへ」を練習。みんな歌うのも好きな様子、
今後も取り組んでいきたいと思います。
おやつはカステラ。みんなでいただくと本当に美味しいですね。
3月3日(火)は勤行講習会でした。
今回は東本願寺出版の月刊誌『同朋』の仏教仏事のハテナ?コーナーから、
お内仏(おないぶつ)関連の記事をピックアップして冊子にしたものを配布しました。
お内仏は一般的にはお仏壇と言われますが、真宗ではどういう風に受け継がれてきたものなのか、
また、各お仏具の名称や意味、お飾りの仕方などいろんな観点から捉えなおすことができました。
今後の参考にいただいたご感想を載せておきます。
「初めて参加させて頂きました。自分の間違いが分かりました。
内仏の給仕などよくわかってよかったと思います。次回も参加したいと思いました。」
「何度か会に参加させて頂くと、少しずつ新しい発見があったり理解を深めることができるので
回数を重ねることがいいですね。初歩的な事も教えて頂けるので、助かります。」
次回は11月の予定です。御正忌報恩講についてのお話ができればと考えております。
学習会、のカテゴリでは初めての記事になります。
今年二回目の学習会がありました。
現在昼の学習会では、東本願寺出版発行の『書いて学ぶ親鸞のことば「正信偈」』を
テキストに正信偈について学んでいます。テキスト名の通り、
一度写経のように文字をなぞる時間を取るのが、この学習会の特徴です。
何度も読んではいても、なかなか書いてみるという事はしないものです。
現在は赤本でいうところの14ページ以降「依釈段」の部分に入っています。
ここには親鸞聖人が大切にされた七人の高僧が登場します。
次々に登場する高僧について学んでいく事はなかなかエキサイティングな体験です!!
2015年2月25日(水)・26(木)「ホテル日航ハウステンボス」にて
長崎教区婦人連盟の一泊研修会が開催され、
坊守と会長の二人が参加しました。
今年の講師は、近藤章氏(長崎教区第3組西心寺住職)で、
講題「被害・加害を超えて」のご法話をいただきました。
佐世保では近年学生同士の痛ましい事件が続いており、
先生は被害者加害者両方のご家族と積極的にかかわっておられます。
ともすると一つの視点からしか事件を見ようとしない私たちに、
真実を見ようとする姿勢を教えてくださいました。感想には、
心がずきずきと痛くなった、自分のことを言い当てられて辛くなったなどの
お話もでました。また、仏縁だからこそ両方の視点で話をすることができるのだ、
と言われた方もいました。
生死を分けずいつか死にいくわが身を生きているということが
子供のころからお寺が身近で自然に身についた、
今はそれを後の世代にどう伝えていくのか、それが難しい。
というのが全体を通してのみなさんに通底していた思いのようでした。
先生は詩の朗読もされ、時には皆で声をだしたり、書き留めたり、
言葉をじっくりと味わうことの大切さも体感させていただきました。
「お寺、寺友のご縁を大切に感じた二日間でした」(洗心会会長)
一泊研修というと参加をするのにもエネルギーを要するかと思いますが、
日常を離れてゆっくり自身を見つめなおす貴重な時間ではないでしょうか。
来年は開催がないので、再来年のご参加お待ちしています。
洗心会会長・坊守
間もなく桃の節句です。
今回は桃を用いた、生花一種生け(しょうかいっしゅいけ)です。
一種生けの場合自由度は増しますが、
桃のように枝振りがそろっていない花材を用いる際は、
主要な枝を先に選ぶことがポイントだそうです。←笹山先生より
主要な枝のことは、役枝(やくえだ)と言います。
生花の主な役枝は、真(しん)副(そえ)体(たい)の三つ。
少々奥行きが分かりづらいですが、一番高く上に伸びているのが真。
一番後ろに長く広がりを見せているのが、副。
一番前に短く出ているのが体。です。
この三つにどの枝を振り分けるのか。
まずそこから考えて生けました。