2015年2月25日(水)・26(木)「ホテル日航ハウステンボス」にて
長崎教区婦人連盟の一泊研修会が開催され、
坊守と会長の二人が参加しました。
今年の講師は、近藤章氏(長崎教区第3組西心寺住職)で、
講題「被害・加害を超えて」のご法話をいただきました。
佐世保では近年学生同士の痛ましい事件が続いており、
先生は被害者加害者両方のご家族と積極的にかかわっておられます。
ともすると一つの視点からしか事件を見ようとしない私たちに、
真実を見ようとする姿勢を教えてくださいました。感想には、
心がずきずきと痛くなった、自分のことを言い当てられて辛くなったなどの
お話もでました。また、仏縁だからこそ両方の視点で話をすることができるのだ、
と言われた方もいました。
生死を分けずいつか死にいくわが身を生きているということが
子供のころからお寺が身近で自然に身についた、
今はそれを後の世代にどう伝えていくのか、それが難しい。
というのが全体を通してのみなさんに通底していた思いのようでした。
先生は詩の朗読もされ、時には皆で声をだしたり、書き留めたり、
言葉をじっくりと味わうことの大切さも体感させていただきました。
「お寺、寺友のご縁を大切に感じた二日間でした」(洗心会会長)
一泊研修というと参加をするのにもエネルギーを要するかと思いますが、
日常を離れてゆっくり自身を見つめなおす貴重な時間ではないでしょうか。
来年は開催がないので、再来年のご参加お待ちしています。
洗心会会長・坊守