間もなく桃の節句です。
今回は桃を用いた、生花一種生け(しょうかいっしゅいけ)です。
一種生けの場合自由度は増しますが、
桃のように枝振りがそろっていない花材を用いる際は、
主要な枝を先に選ぶことがポイントだそうです。←笹山先生より
主要な枝のことは、役枝(やくえだ)と言います。
生花の主な役枝は、真(しん)副(そえ)体(たい)の三つ。
少々奥行きが分かりづらいですが、一番高く上に伸びているのが真。
一番後ろに長く広がりを見せているのが、副。
一番前に短く出ているのが体。です。
この三つにどの枝を振り分けるのか。
まずそこから考えて生けました。