10月4日~6日
去年行った宗祖親鸞聖人750回忌御遠忌法要のお礼参りに、
寺族とご門徒さんあわせて27名で行ってきました
台風上陸の恐れもある中で、農家の方は急遽行けなくなるなどのハプニングが
ありましたが、旅行中は雨も降らず無事に回る事ができました。
本山参拝、渉成園での精進料理、大谷祖廟、六角堂、比叡山延暦寺、などの
親鸞聖人ゆかりの場所の他、二日目は岐阜の高山まで足をのばしました。
戻られた皆さんからは、行ってよかったとのお声をたくさんいただきました。
一年に一度は参りましょう、と言われる本山、なかなか実現は難しいながらも
どうにか企画していけたら・・・と思う本山参拝でした。
写真はこちら
19日の午後、本堂にて「勤行講習会」を開きました。
勤行講習という名前ですが、ご自宅のお内仏(お仏壇)のお給仕や
お飾りにについてもお話をしています。今回は初めての試みとして、
御遠忌法要記念事業の仏具修復でご協力いただいた八女の
井ノ口仏壇店に参加いただき、本物の仏壇を見ながらの講習でした。
なかなか普段詳しくお話出来ない事をお伝えでき、みなさんもとても
集中して聴いておられました。なぜそういうお飾りになっているのか、
それは短い時間ではお伝えしきれません、今後法話を聴いていかれる
ことで深まっていきます、ぜひまた本堂での聴聞にお越し下さいとお伝えし終了しました。
3月3日(火)は勤行講習会でした。
今回は東本願寺出版の月刊誌『同朋』の仏教仏事のハテナ?コーナーから、
お内仏(おないぶつ)関連の記事をピックアップして冊子にしたものを配布しました。
お内仏は一般的にはお仏壇と言われますが、真宗ではどういう風に受け継がれてきたものなのか、
また、各お仏具の名称や意味、お飾りの仕方などいろんな観点から捉えなおすことができました。
今後の参考にいただいたご感想を載せておきます。
「初めて参加させて頂きました。自分の間違いが分かりました。
内仏の給仕などよくわかってよかったと思います。次回も参加したいと思いました。」
「何度か会に参加させて頂くと、少しずつ新しい発見があったり理解を深めることができるので
回数を重ねることがいいですね。初歩的な事も教えて頂けるので、助かります。」
次回は11月の予定です。御正忌報恩講についてのお話ができればと考えております。
正法寺では毎年1月10日に総代・講頭の総会をしております。
前年の決算報告が主な内容ですが、
今回はそもそも講頭さんにお頼みしているのはどのようなお仕事
なのか、というのを再確認するために表や文章で配布し
再確認する作業をいたしました。
お寺を支えてくださってきた「講」という地域ごとの集まりは
年々崩壊が進んでいます。まだ存続が望まれる地域に関しては
こういう場で意識を高めていただき、次世代に続けていただければと
思います。お寺を通してまた地域の方と出遇い、ご縁が深まるに方も
少なくありません。皆様今年もお世話になります。
12月1日~12月5日まで報恩講が勤まりました。
昔から真宗寺院の一年は報恩講に始まり報恩講に終わる。
と言われています。報恩講は宗祖親鸞聖人の御命日の法要です。
この法要は準備から数えると10日近くの日時を要します。
それだけ真宗寺院が重く受け止め、大事にしてきている法要です。
今回はお斎の部屋に机と椅子も購入しましたし、
これまでとは少し違った雰囲気で新たなスタートの法要でもありました。
ご講師には八女市星野村より樋口不可思先生がお越しになりました。
先生が、
「時代につれ家の中でどんどん大きくなってきたのがテレビで、それに比べて
どんどん小さくなってきているのがお内仏(仏壇)だ。」
と仰っていました。我々は何を中心に生きているのか、日々確かめて
いないと気づかぬうちに何かにすり替わってしまうのかもしれません。
正法寺は阿弥陀如来のご本尊を中心にすえて歩む真宗寺院であり続けたい、
当たり前のことですが、その思いを再確認した報恩講となりました。
↓ 大逮夜の法話の様子。