昔から真宗寺院の一年は報恩講に始まり報恩講に終わる。
と言われています。報恩講は宗祖親鸞聖人の御命日の法要です。
この法要は準備から数えると10日近くの日時を要します。
それだけ真宗寺院が重く受け止め、大事にしてきている法要です。
今回はお斎の部屋に机と椅子も購入しましたし、
これまでとは少し違った雰囲気で新たなスタートの法要でもありました。
ご講師には八女市星野村より樋口不可思先生がお越しになりました。
先生が、
「時代につれ家の中でどんどん大きくなってきたのがテレビで、それに比べて
どんどん小さくなってきているのがお内仏(仏壇)だ。」
と仰っていました。我々は何を中心に生きているのか、日々確かめて
いないと気づかぬうちに何かにすり替わってしまうのかもしれません。
正法寺は阿弥陀如来のご本尊を中心にすえて歩む真宗寺院であり続けたい、
当たり前のことですが、その思いを再確認した報恩講となりました。
↓ 大逮夜の法話の様子。