学習会、のカテゴリでは初めての記事になります。
今年二回目の学習会がありました。
現在昼の学習会では、東本願寺出版発行の『書いて学ぶ親鸞のことば「正信偈」』を
テキストに正信偈について学んでいます。テキスト名の通り、
一度写経のように文字をなぞる時間を取るのが、この学習会の特徴です。
何度も読んではいても、なかなか書いてみるという事はしないものです。
現在は赤本でいうところの14ページ以降「依釈段」の部分に入っています。
ここには親鸞聖人が大切にされた七人の高僧が登場します。
次々に登場する高僧について学んでいく事はなかなかエキサイティングな体験です!!
2015年2月25日(水)・26(木)「ホテル日航ハウステンボス」にて
長崎教区婦人連盟の一泊研修会が開催され、
坊守と会長の二人が参加しました。
今年の講師は、近藤章氏(長崎教区第3組西心寺住職)で、
講題「被害・加害を超えて」のご法話をいただきました。
佐世保では近年学生同士の痛ましい事件が続いており、
先生は被害者加害者両方のご家族と積極的にかかわっておられます。
ともすると一つの視点からしか事件を見ようとしない私たちに、
真実を見ようとする姿勢を教えてくださいました。感想には、
心がずきずきと痛くなった、自分のことを言い当てられて辛くなったなどの
お話もでました。また、仏縁だからこそ両方の視点で話をすることができるのだ、
と言われた方もいました。
生死を分けずいつか死にいくわが身を生きているということが
子供のころからお寺が身近で自然に身についた、
今はそれを後の世代にどう伝えていくのか、それが難しい。
というのが全体を通してのみなさんに通底していた思いのようでした。
先生は詩の朗読もされ、時には皆で声をだしたり、書き留めたり、
言葉をじっくりと味わうことの大切さも体感させていただきました。
「お寺、寺友のご縁を大切に感じた二日間でした」(洗心会会長)
一泊研修というと参加をするのにもエネルギーを要するかと思いますが、
日常を離れてゆっくり自身を見つめなおす貴重な時間ではないでしょうか。
来年は開催がないので、再来年のご参加お待ちしています。
洗心会会長・坊守
間もなく桃の節句です。
今回は桃を用いた、生花一種生け(しょうかいっしゅいけ)です。
一種生けの場合自由度は増しますが、
桃のように枝振りがそろっていない花材を用いる際は、
主要な枝を先に選ぶことがポイントだそうです。←笹山先生より
主要な枝のことは、役枝(やくえだ)と言います。
生花の主な役枝は、真(しん)副(そえ)体(たい)の三つ。
少々奥行きが分かりづらいですが、一番高く上に伸びているのが真。
一番後ろに長く広がりを見せているのが、副。
一番前に短く出ているのが体。です。
この三つにどの枝を振り分けるのか。
まずそこから考えて生けました。
正法寺では今年(平成27年)の10月2日と3日に、
宗祖親鸞聖人750回御遠忌法要を厳修いたします。
一日目は法要と、ご法話。
二日目は法要と、ご法話、そして午後から帰敬式を行います。
二日ともご講師は三明智彰師。
こちらではそれまでのご案内、ご報告等を随時掲載してまいります。
自由花は洋風の場所にも合わせられるので生けられるようになりたい!
と思うものです。が、自由というのは意外に難しいものです。
今回の花材にはメインとしたいグリーンカラーが三本あったのですが、
最初私(坊守)が生けた際、三本を花束のような立て方で生けました。
そこで先生よりいただいたアドバイスが、
「同じ花材を生ける場合は、前後や斜めにその花材を振って間合いを設けると
単調にならない」ということでした。結果出来上がったのが写真のような自由花です。
写真では奥行きが伝わりにくいですが、
花束のような単調さから離れ、文字通り自由な雰囲気になりました。
挿し口近くに見えるブラックリーフという花材にも注目です。