真宗大谷派 専念山 正法寺

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寺だより

第1回行いがわたしを導く時間行いがわたしを導く時間2020年05月01日

いよいよ行いがわたしを導く時間

(親鸞聖人ご命日のつどい)が始まりました!!


第1回目のメインテーマは、「作法を知ろう」でした

事前に何名かは来られるように連絡をいただいていたものの、

全国へのコロナに対する緊急事態宣言の影響もあり、

お寺の者以外の出席者は1名となりました。

このような状況下に参加くださり、感謝いたします。


今回のメインワークは「作法を知ろう!」でした。

メインワークの前には、

通常プログラムとして以下のことを行います。


・正信偈のお勤め

・正信偈の写経

・正信偈の解説

・ありがとうソングを歌おう(本日は、聴こう!にしました)


ありがとうソングを歌おう、というのは

自分にとっての「報恩ソング」を考えてみよう!

というワークです。


真宗寺院にとってもっとも大切にされてきた行事に、

「報恩講法要」というものがあります。


実はこの法要、宗祖親鸞聖人のご命日法要でもあり、

その日にちが11月28日であることから、

この「行いがわたしを導く時間」を設定している

28日は、そこから来ています。


「報恩」という言葉は、親鸞聖人への感謝、また聖人の前に

浄土真宗の教えに通ずる教えを繋いでくださった方々への

感謝ということが大きくかかわっており、

おかげさまでという気持ちから勤めていく法要であります。


しかしお寺へのかかわりが浅い方が、急にそのことを理解して

表現していくというのは大変に難しいことです。


ですからまず、身近な方との関わりの中で生きている、生かされている

自身を思い出したり、「ありがとう」や「おかげさま(報恩)」

の心を身体で感じていくために「ありがとうソング」コーナーを設けています。


実は今回の前に、「行いがわたしを導く時間」プレ講座を開き、

その時に「ありがとう」や「おかげさま(報恩)」を感じられる曲を

日本の歌謡曲から選んでいくワークをしました。


本日はそこで選び抜いた!次の三曲を歌詞を見ながらじっくり聴きました。


①夏川りみ「涙そうそう」


②さだまさし「Birtday」


③山口百恵「さよならの向う側」


参加者も少なく本堂も広いので、縁側に座ってゆっくり曲を感じ、

「ありがとう」の気持ちを味わいました。

今後はこの体験をされた方がまたご自身にとっての

「ありがとうソング」を探していただき、

いろんな曲を聴いていきたいと思います。


そして、メインワークの作法では、


本堂に入堂するときは?

合掌の綺麗な所作とは?

経本の持ち方とは?

焼香の所作は?


などをお伝えしたり、みなさんでそういうふうに決まっていること

の理由を考えたりしました。

その後の質問コーナーでは、


・正座からの立ち方(武士道の立ち方とは違う。。。

・お勤めの時の合掌のタイミングなど


などの問いもあり、最後まで充実の『おこみち』(行いがわたしを導く時間)でありました。


来月のメインワークは

正法寺を知ろう【住職による歴史講話】です。


正法寺の歴史って、知っているようで知りませんよね。

ぜひ、みなさん一緒に学びましょう!


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